・60代 男性
・突然、歩行痛が発症
・左の臀部から大腿部外側に強烈な痛みと痺れ
・整形外科で椎間板ヘルニア(L4/L5)の診断
検査をすると伸展、左側屈で激痛。
MMT(徒手筋力検査)は左のL4、L5、の筋力低下があるが
SLRは90度まで挙げても痛み無し。
骨盤、股関節の可動域制限も無い。
触診すると、左の臀部筋、ハムストリング、外側広筋、腸脛靭帯、腸腰筋にスパズム(硬結)あり。
ヘルニアは間違いなくあるが、おそらく筋スパズムが原因かと判断。
施術は脊柱、骨盤の矯正、梨状筋、中殿筋、外側広筋、大腿筋膜張筋スパズムの解除を行う
MCR(筋細胞リリース)とカウンターストレインで調整。
1回目でMMTが正常になって、力が入る様になった。
3回目終了時で痛みが3割減ったところで
病院で再検査を行い、緊急手術になり
施術は一旦、打ち切り。
1ヶ月後に退院するも、痛み、痺れは変わらず
10分歩けない、立位が辛い。
手術後、左足の挙上、膝伸展の自動運動が全く出来なくなってしまった。
神経麻痺と思われる。
施術を再開。
再開4回目で痺れがかなり減る。歩行痛も和らいできた。
7回目で歩行は問題無くなった。膝下の痺れが残る。
12回目で歩行も痛みも痺れも消失したが
手術後に発症した神経麻痺(左足挙上の自動運動が不能)は
その後、7回施術したが改善には至らず。
元々の症状は良くなったが、手術の影響と思われる麻痺は
残ってしまった。
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